どの教材が一番いいの?

教材選びは迷われる方も多いことと思います。大手の資格専門学校さんであれば、どの教材もしっかりとやり込めば合格は目指せますが、じゃあ好きなの選んできたら?というのではあまりにも無責任ですよね。そこで私がオススメするのは、日建学院さんが手がける「一発合格! どこでも学ぶ」シリーズです。日建学院なんて聞いたこともない!という方も多いでしょうが、建設、不動産業界の資格試験を受ける上で、ナンバーワンの信頼度を得ているといっても過言ではない建設系特化の資格専門学校です。あのユーキャンも日建学院のバックアップを受けて建設系資格の講座をつくっているくらいでして、商売敵にすら一目置かれる存在です。聞いたことがないから不安!と思ったみなさま、ご安心いただけましたでしょうか?

宅建初学者の方が多いと思いますので解説いたしますと、宅建試験は「はじめに」のページでもご紹介しております通り、民法、宅建業法、法令上の制限、税・その他の4分野に大別されます。それぞれの分野から毎年決まった分量が出題されるので、これは嫌いな分野だから放っておこうということはできません。苦手科目をつくると致命傷になってしまいます。出費としては大きいのですが、まずは以下のテキストを一式揃え、(時間がある方は)一通り読むことからはじめましょう。理解度が大きく変わってきます。



いきなり問題集からはじめるという攻略法もありますが、私はこの方法には懐疑的です。といいますのも、問題集は無限ではありません。一度やれば問題と解答を覚えてしまいます。完全に覚えなくとも、この選択肢は違ったな、この問題はこういう言い回しの選択肢が正解だったような…と、実力以外の部分で解けるようになってしまうと、試験の際にまるで役に立たないということが起こるのです。私は攻略法を鵜呑みにし、秋口に問題集から模試に移った際、悲惨な目に遭いました。本試験もまるで歯が立たないのではないかと不安に駆られ、えもいわれぬ焦燥感にさいなまれました。

そこで原点に立ち返り、テキストと対比しながら問題集の解説を熟読、理解を深める勉強法にシフトし、合格を勝ち取ることができました。民法のひとつの単元である権利関係の学習を終えたら、権利関係の問題集を解いてみる。一単元まるごと解いてから答え合わせをするのではなく、一問ずつ正解を確認し、なぜそれが正解なのかと、他の選択肢が間違いである理由を自分で説明できるようになることを目指します。

問題集は最低でも4回通して解くようにしてください。最初はテキストを読んだ直後。2回目は次の単元に進んだときに前回の復習を兼ねて。3回目はすべての分野を学習し終えてから9月上旬までに一通り。4回目は10月上旬までに弱点を潰す意味で。過去問ごとにチェックをつける欄がありますので、(ラッキーでも)解けたらひとつチェックを入れます。これが3つ集まった状態で更に4回目の正解となったらば、チェック欄か問題番号に二重線なりバツ印なりを入れて消してしまいます。問題集が汚くなればなるほど、自分の学習が確実なものになっていくのです。勉強をはじめたばかりのときは、本を汚すのは抵抗があるでしょうが、試験直前になると「こんなにバツ印がついているんだから大丈夫だ」と思え、自信につながるのです。惜しまずに汚してしまってください。

また、最後の腕試しに過去10年分の本試験問題を解いて、40点以上を目指してください。各社から問題集と解説が出ておりますし、例年であれば春先までに日建学院さんの同シリーズの本試験過去問も発売されます。ちなみに私は試験直前の段階で44〜48点を獲得しておりました。本試験問題から良問を抽出している項目別過去問題集で同じ問題を見たことがあるため、数点上乗せされてしまいますから、余裕を持って40点が必要なんです。その年の合格点をボーダーと認識してやっていくと、落ちてしまう可能性が高くなります。

スケジュールはやっぱり必要

スクーリングに参加すれば(授業に出ていれば)、試験日までに一通りの範囲を終えるようにスケジュールを組んでくれますし、予習や復習、合格までの計画も綿密に練ってくれていると思います。しかし、独学者はそうはいきません。何らかの理由で独学なのですから、スケジュールは立てても実行は難しいかもしれません。しかし、スケジュールなくして合格できるほど甘いものでもありません。

みなさんがこの記事を読んでいるのがいつなのかはわかりませんが、新年度を機に一念発起したと仮定して、4月1日からスケジュールを組んでまいります。宅建には大きくわけて4分野。法令・税・その他をまとめて3分野ですから、4月から3分野を一通り勉強するスケジュールが必要です。

  4月:民法を一通り学習
  5月:民法+宅建業法の学習を開始
  6月:宅建業法の学習を一通り終える
  7月:法令上の制限、税・その他の学習を一通り終える
  8月:再度民法からやり直しつつ、3回目の問題集に取りかかる
  9月:4回目の問題集を解き、本試験問題や模試を開始する
10月:過去問で実力の再確認と最終攻略、統計問題等の対策
10月下旬本試験

基本はテキストを熟読し、その知識を問題集にぶつけます。テキスト2時間、問題集2時間の「2×2」がポイントです。人間の脳は、同じ知識が短期間に4回入ってくると、短期記憶から中長期の記憶に切り替えるのだそうです。何年も泳いだことがなくても泳げる人は泳げますし、自転車の乗り方も忘れませんよね。ああいった生きるために必要不可欠なことは忘れないように、「忘れていはいけないゾーン」に知識を効率よく収納させるのが4度の学習なんですね。4回学習法は様々な資格試験の講座で提唱されていますが、実行した人は受かり、しなかった人は落ちるという明確な差が出ているそうです。騙されたと思って実践をお願いしたいところです。


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