民法(権利関係)の出来は合否に直結する重要分野

ここでは権利に関するルール、契約に関するルール、相続や債務、登記について学びます。宅建試験の4大分野には、この分野はいいやといえるものはありません。特に民法は例年当落線上の成績を決する重大な分野になります。毎年14問が出題され、暗記している知識を利用して瞬間的に解けない難問が多いのも特徴です。そもそも民法は1000条もの法律の集合体。難しくすればいくらでも難しくなります。弁護士の先生が解いても意見が分かれるような過去の出題もありました。

ただ、こういった一部の悪問を除けば、毎年出題されるのは同じような範囲のものです。特に民法の中でも権利についての分野が多く出題されます。権利といえば所有権が一番イメージしやすいでしょうか。あなたがAさんとBさんに同時に家を売るといって、AさんBさんからお金を受け取った場合、その家は一体どちらのものになるのでしょうか。この紛争の解決の仕方を法律で定めているのが民法(権利関係)なのです。最多出題分野の宅建業法(例年20問出題)に対して14問の分野ですが、覚えるべき知識量は体感で3倍ほど。苦痛を伴う分野です。しかし、この分野を知っていれば、法律相談番組なんかの解答をいち早く導き出すことができたりして、鼻高々なんてこともあります。

難しいからこそ合否に一番響く分野がこの民法です。攻略法としましては、問題文を読みながら図解を描けるようにすることです。先ほどの問題の場合、AさんとBさんに同時に家を売るといったのですから、あなたからAさんとBさん双方に矢印を伸ばして…という風に瞬時に図解にすることが大切です。そうしなければ、連帯保証などの問題が出た場合、Aさん、Bさん、Cさん…Gさんがいて…などとなると、頭の中では処理が追いつかなくなってしまいます。失点はもちろん、時間のロスをなくすためにも図解化は必須の作業です。学習する際は、大きなメモ帳を用意して、その都度せっせと図を描いていくようにしましょう。



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